先週、親しくさせていただいている銀座柳画廊(http://www.yanagi.com)で開催されている、岡野博さん還暦記念個展のオープンニングパーティにお邪魔してきました。
私は、岡野さんの絵は15年くらい前から存じていましたが、還暦というのにこれまでで一番明るく華やかな絵を描かれており、少々驚きました。
しかし、一般に画家は年を取るにつれて絵が明るくなるようです。若い頃は、内面の葛藤が多く、それをストレートに表現するのかもしれません。年を取ることは、いろいろなことから自由になることなのでしょうか。
若い画家が、明るい華やかな絵を描いたとしても、そこに何も感じないかもしれません。単なる明るい絵は、薄っぺらの絵と紙一重です。(だから、若い画家は避けるのかもしれません。)
これは、画家だけではないような気がします。若い頃は、他人の目を妙に気にして、あらゆる常識に縛られていた気がします。
下賤な話で恐縮ですが、小学校の時、学校のトイレで大きいほうの用を足すことは、子供にとって屈辱でした。大学を卒業する時、これから二度と長期の休暇は取れないと思い込み、卒業旅行で二か月も海外を旅したものです。また、最初に就職した銀行を退職するときは、世界がねじれるのではと思うくらい精神的に大変でした。
今思えば、勝手に自分で自分を縛っていたのでしょう。年を重ねるということは、そういうものを一枚ずつ剥がしていって、本来の自分に戻っていくことなのかもしれません。
絵が明るくなっていくように、日々の暮らしも明るく楽しくなっていきたいですね。
8世紀初頭に琉球王朝時代の宮廷で生まれた演劇です。当時琉球王国は、中国と薩摩の両方の支配下にありました。武力では独立を維持できない琉球は、外交と文化力で大国の中での独立を維持していたという、非常に興味深い国家だったのです。組踊も、おもに中国からの外交使節をもてなすための国家的事業でした。中国風でも、大和風でも独立の妨げとなるため、独自の琉球風にこだわったそうです。




