今年も、東大安田講堂で、ワークプレイスラーニングシンポジウムが開催されました。まずは、このような大掛かりなイベントをボランティアで成功させる中原先生はじめ関係者の皆さんに、敬意を表します。
今年は三社の企業から講演がありました。カルチュア・コンビニエンス・クラブ柴田社長、アサヒビール丸山執行役員人事部長、バンダイナムコホールディングス紀伊人事部副部長です。
どれも非常に興味深かったのですが、特にCCC柴田さんの話は刺激的でした。柴田さんは、人事コンサルファームのマーサーの社長だった方です。つまり、主に人事制度構築支援をずっと手がけてきたわけです。その柴田さんがCCCの社長になって強力に提示しているメッセージのうち二つは、
・ 目に見えないものを大切にすること
・ 「制度」に支配されないこと
なのだそうです。どちらも制度を中心としたハードHRへの依存を戒めることだと解釈できます。
隣に座っていた某人事系コンサルファームの方が、「柴田さんがそうおっしゃるなんて、今の仕事を否定されているみたいだ」と嘆いておられました。
もちろん、全否定しているわけではなく、その企業の成長ステージ、事業特性、経営環境、組織文化、など数多くの変数によって、ハードHRの重要性やソフトHRとのバランスが変わってくるということなのだと思います。正解は一つではないのです。
ただ、多くのコンサルファームが、自分が得意とするような企業像をクライアントにあてはめて、自社サービスを提供しようとしていることも事実でしょう。それへの戒めではあると思います。
CCCは、社員の自主性を重視する方向に舵を切りました。各自が落とし所を想定している管理された自由や自主性ではなく、真の自主性を尊重した組織になることができるのか、同社のこれからに目が離せません。
ところで、今回試行されたリアルタイムドキュメンテーション、すごいです。リアルタイムドキュメンテーションとは、「今、この場でおこっている出来事を、リアルタイムで記録(ドキュメンテーション)し、振り返りに役立てる手法」です。昨日のラップアップでは、もうこれだけのものを見ることができるのですから。もし、手軽にこれができるようになったら学習の形も大きく変わるかもしれません。WPL2009に参加されなかった方は、是非以下から観てください。
http://product.kobe-du.ac.jp/sowa/infoGuild/HOME/entori/2009/10/31_workshopwakupureisuraningu2009.html
争で知られていました。その結果、工事には延期を繰り返しましたが、今世紀に入りやっと補償問題で妥協が成立し、反対住民も移転を待つばかりとなったつい先月、民主党が政権を奪取し、前原大臣が八ツ場ダム工事中止を真っ先に発表したわけです。
ーを太郎としましょう。もう片方は花子です。

建っていました。小津安二郎の映画のシーンに出てくるような古式ゆかしいオフィスは、個人的には嫌いではありませんでしたが、あの土地の潜在力を活かしているとはいえませんでした。その後、開発が進み今やオフィスのみならず商業地としても、価値は飛躍的に高まりました。このように、本来持っていた価値を顕在化させることです。
ではないでしょうか。それを製造販売している北海道の会社です。入社希望者への会社説明会では、「当社はもう成長しません。」と宣言しています。それは、成長できないのではなく、成長を目的としないとの意味です。成長を目的とした時点で、思うような経営ができなくなるのを恐れるのでしょう。では、成長という求心力を放棄し、何を指針としているのか。それが「愛される会社」です。

