先日、「リーダーシップなんてない。ただリーダーがいるだけ」</a>と書きました。
では、リーダーの要件とは何なのか?ずっと考えていましたが、昨日一つのヒントをもらいました。アカデミーヒルズでの、「アダットシリーズ 藤井清孝氏が直伝する『グローバル・マインド』実践講座シリーズ」での藤井さんの言葉です。
「りーダーとはリスペクトされなければならない」
人心掌握することで組織をまとめあげ、ある方向にリードするのがリーダーです。では、どうすれば人心掌握できるのか。
フォロワーは、リスペクトできない人にはついていきません。では、どういう人がリスペクトされるのか。
リスペクトの要因は、組織によって全く異なります。例えば、外資系証券会社の営業チームであれば、とにかく最も稼がなければリスペクトされません。ところが、日本企業の営業チームでは、最も稼ぐ人がリスペクトされるとは限りません。自分より他のメンバーが稼ぐことを支援することに長けた人が、リスペクトされるかもしれません。
かつての日本企業では、社歴が長い人がリスペクトされていたのかもしれません。
すなわちトップは長老。
このように、リスペクトの要因は、組織によって異なるのです。従って、リーダーが組織を創るのではなく、組織がリーダーを創るといってもいいかもしれません。
どのような人をリスペクトするのか?それを聞いてみれば、その会社のあるべきリーダー像も組織文化も見えてきます。
こういった議論なしに、「これからのりーダシップとは●●である」といった、不毛な議論は止めにしましょう。
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