リーダーとはリスペクトされる人

先日、「リーダーシップなんてない。ただリーダーがいるだけ」</a>と書きました。

 

では、リーダーの要件とは何なのか?ずっと考えていましたが、昨日一つのヒントをもらいました。アカデミーヒルズでの、アダットシリーズ 藤井清孝氏が直伝する『グローバル・マインド』実践講座シリーズ」での藤井さんの言葉です。

 

「りーダーとはリスペクトされなければならない」

 

人心掌握することで組織をまとめあげ、ある方向にリードするのがリーダーです。では、どうすれば人心掌握できるのか。

 

フォロワーは、リスペクトできない人にはついていきません。では、どういう人がリスペクトされるのか。

 

リスペクトの要因は、組織によって全く異なります。例えば、外資系証券会社の営業チームであれば、とにかく最も稼がなければリスペクトされません。ところが、日本企業の営業チームでは、最も稼ぐ人がリスペクトされるとは限りません。自分より他のメンバーが稼ぐことを支援することに長けた人が、リスペクトされるかもしれません。

 

かつての日本企業では、社歴が長い人がリスペクトされていたのかもしれません。

すなわちトップは長老。

 

このように、リスペクトの要因は、組織によって異なるのです。従って、リーダーが組織を創るのではなく、組織がリーダーを創るといってもいいかもしれません。

 

どのような人をリスペクトするのか?それを聞いてみれば、その会社のあるべきリーダー像も組織文化も見えてきます。

 

こういった議論なしに、「これからのりーダシップとは●●である」といった、不毛な議論は止めにしましょう。

 

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このページは、福澤が2009年7月23日 15:05に書いたブログ記事です。

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