聖域に立ち向かう

多くの企業には、決して触れてはいけない聖域があるのではないでしょうか。

 

例えば、オーナー企業であれば、世間を知らない新参者が尋ねても、「それは言っても無駄だよ。うちは●●さんの会社なんだから」でお仕舞い。二度とその話題はでなない。

 

あるいは、ある領域に立ち入ったら感情的な反撃がなされたことがあり、それ以来誰も、その話題には触れなくなってしまう。

 

こういう会社に限って、社外に対しては「うちの会社はオープンなんだ」なんて言ったりすることもあります。

 

ひとつの組織の中に長くいると、自組織を相対化することができなくなってしまいます。そして聖域が空気のような存在になって、違和感を覚えなくなってしまうのです。

 

企業変革をしなければならない、と叫ぶ企業はたくさんあります。でも、本気でそれを実行するところは、それほど多くはありません。本気かどうかのバロメーターは、経営陣や社員が、聖域に立ち向かうかどうかではないでしょうか。

 

 

あなたの会社の聖域とは、何ですか?

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このページは、福澤が2009年7月21日 21:08に書いたブログ記事です。

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