台本が、俳優によって声に変わると、まったく別の世界を創りだすのですね。当たり前のことですが、目の当たりにするとそれを実感します。
「WPLを活用したワークショップファシリテーター養成講座」を、ダイヤモンド社主催の下で、現在開発中です。監修は、東大大学総合研究センター中原淳准教授です。
それに使用するDVD映像のリハーサルを昨日行いました。「雑談」「議論」「対話」の違いを理解してもらうために、プロの俳優さんたちに演技をしていただいたのです。
台本に基づいて、演技をしてもらうのですが、「よーい、スタート」との声でリハーサルが開始すると、一瞬にしてそこに別の世界が出来上がります。文字が立体的なシーンへと変わるのです。
もちろん、TVや映画、演劇など演技を観る機会は多いのですが、日常から芝居に切り替わるのを目にするのは初めてでした。本当に場の空気が一瞬に変わるのです。素人の演技との違いは一体何なんでしょうか?
ディレクターの指示で、何度も修正しリハーサルが繰り返されました。台詞はほとんど変えなくても、ちょっとした指示で世界がまた変わります。これも、驚きでした。
台本は、所詮台本にしか過ぎない。落語も音楽も同じですね。それもあらためて実感しました。
どんな分野でも、創造するプロは凄いです!
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