他人のお金で遊び暮らす

仕事ってなんでしょうか?

 

一般にサラリーマンは、以下の四段階を経ていくように思います。第四段階は、風前の灯ではありますが。

 

1.       お金をもらいながら、育ててもらう(収入>成果)

2.       自分の給料くらいは稼ぐ(収入=成果)

3.       給料以上を会社に稼がせる(収入<成果)

4.       部下(or現役)が稼いでくれる(収入>成果)

 

 

しかし、サラリーマンであろうと、個人事業主であろうと立場に関係なく、以下のような幸せな人もいます。

 

お金をもらいながら、遊ばせてもらう(遊ぶ喜び+収入)

 

 

作家の道尾秀介さんが、

「これはいわば他人のお金で遊ばせてもらっているようなもの」と、自分のことを書いていました。

 

彼が若い頃、バイクで旅をしているとき、故障を助けてもらったバイク屋の人が、バイク屋って楽しいですか?との彼の質問に、こうこたえたそうです。

 

「楽しいよ。他人のお金で遊ばしてもらっているようなものだもん。給料安いけど。お金がなくっても、毎日遊んで暮していけるなんて最高でしょ?」

 

その時、道尾さんは、

        いつか自分も絶対に他人のお金で遊ばせてもらえるようになること

        何事も難しく考えないこと

を心に決めたそうです。

 

素敵な話でしょ。

 イチロー.jpg

 

さらに一歩進んで、イチロー選手は、他人のお金で好きなことをし、しかもそれで社会に影響を与えることの喜びを語っています。

 

「自分の好きなことをやって報酬を得て、それによって世の中の人に影響を与えることができる仕事は限られている。それを生活の手段だけにとどめておくのは、すごくもったいない。」

 

 

スティーブ・ジョブスは、有名なスタンフォード大学での講演で、こう言SJ.jpgいました。

 

「時間は限られています。他人の人生を歩むのは止めましょう。他人の作った固定観念のわなに囚われないようにしましょう。他人の意見に左右されず、自分の心の叫びに耳を澄ませましょう。そして、自分の「心」と「直感」を道しるべとしましょう。どういうわけか、「心」と「直感」は、自分が何になりたいかを既に知っているのです。」(訳:藤井清孝)

 

仕事、成果、おカネ、遊び、社会、直感、他人の作った固定観念の罠・・・。簡単そうで、すごく難しい気もしますが、・・・やはり、道尾さんのいうように、何事も難しく考えないということが一番なのかもしれませんね。

 

 

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このページは、福澤が2009年8月22日 14:23に書いたブログ記事です。

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