「形」から入ったその後で

バブル崩壊後、株主重視経営、社外取締役制度、成果主義人事、非正規労働促進など多くの制度や仕組みがグローバリゼーションの名の下で、日本企業に導入されました。その後、10年程度経過し、その評価はどうなっているのでしょう。

 

「形」から入ることも大事です。まずは、導入してみて、それが機能するように徐々に体制を作り上げていく。だめだったら、その時点で見直せばいい。というのが、大抵導入時に使われる論法です。

 

しかし、その「形」を実りあるものにしていくためには、その背景に複雑なミニエコシステムともいえるような体系を構築しなければなりませんが、それを本気で行うことは少ないようです。

 

CFOやCLOもそんな流れの中で、話題になりました。財務部長とCFO、CLOと人事部長は何が違うのか、どれだけ理解され導入されたのか。そして、今どれだけCFOやCLOに値する機能が存在するのか。

 

あらためて、その必要性を評価し、もし本当に必要とされるのならば、どうやって日本企業でそれを導入していくのか、ミニエコシステム構築から考え直してみる時期に来ていると思います。

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このページは、福澤が2009年3月19日 12:38に書いたブログ記事です。

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