新年にあたって

新年明けましておめでとうございます。

 

本日が仕事始めの方がいいでしょうね。私も今日から出社しています。

 

会社としての「新年のご挨拶」は、ここ数年メールの一斉送信で行っています。しかし、今年はいつ送信するか迷いました。例年ですと、三が日開けの4日に送信することが多かったのですが、今年は開けの平日は今日6日です。

 

年賀葉書であれば年末に投函しても、読んでいただけるのは出社した日です。つまり相手次第なので、発信日はあまりに年末ぎりぎりでなければ気にする必要はありませんでした。

 

しかし、年賀メールであれば、相手によっては送信と同時に読むことでしょう。スマホで簡単に読めますから。

 

では、元旦に送信すればいいかというと、そうでもなさそうです。元旦の送信自体は容易ですが、正月休み中に「会社」としてのメールを読ませてしまうのは、無粋な気がしたのです。だって、正月休みに誰もそれほど重要でないビジネス関連メールなど読みたくはないでしょう。でも、個人的なメールログに混じってしまうと、つい読んでしまいそうです。

 

かといって、6日に送信するのは、正月三が日から三日も経っており、不誠実な気がしないでもない・・・。

 

迷いましたが、結局6日(今朝)8時に送信しました。やはり仕事始めに送信し、読んでいただくのがまっとうな気がしたからです。送信するまで時間がたっぷりあったので、文章をじっくり推敲することができました。(正月休み中、時々ふと文章の直しが思い浮かんでしまい、自分が一番無粋でした)

 

葉書からメールに代わることによって、明らかに便利になりました。葉書の年賀状に手書きでコメントを書かれる方もいらっしゃいますが、ほとんどは宛名もコメントも印刷です。であれば、電子媒体でもあまり変わりない。

 

ただ、タイミングだけは大きく異なります。それに関する「常識的ルール」はまだ確立されていない。技術や環境が変わったのだから、一人ひとりが自分の頭で考えるしかない。

 

年賀メールという些細なことで頭を悩ませてしまいましたが、実はこれに似たことは日々起きているのではないでしょうか。

 

過去の繰り返しであれば、頭を使わなくて済むのですが、どうやらそうもいかなくなってきた。でも、自分の頭でじっくり考えるのは面倒だ。誰かいい方針を示してくれないか。それに従うから。

 

こんな風潮が世の中に溢れているとしたら怖いですね。

 

今年も安易な思考停止や思考依存しないよう、良い意味でクリティカルなものの見方をしていきたいと思います。本当はそのほうが、ずっと落ち着いていられるに違いありません。

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このページは、福澤が2014年1月 6日 14:38に書いたブログ記事です。

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