トップの言葉:ゆうパック遅配問題に際して

今月初めからのゆうパックの遅延問題ですが、昨日終結宣言がありました。しかし、非常に後味の悪い出来事です。ヤマトの故小倉昌男さんだったら、何とコメントしたことか・・。

 

7/1のペリカン便との事業統合がことの起こりです。直後から現場は混乱し、遅延が発生したようですが、発表は4日でした。そもそも、なぜお中元シーズであり年で最も忙しいこの時期の統合したのか。なぜ4日間も好評しなかったのか。参議院選との関連も噂されます。

 

なりよりも、トップの発言です。

4日の記者関係では、開口一番、

「職員の不慣れが原因です」

 

そして昨日は、

「(公表が)それほど遅れたとは認識していない」

「(7月統合の)判断は間違っていないと今でも思っているが、準備不足だった面はあった。反省している」

 

現場では、

「朝から晩まで休憩もとれず、毎日超過勤務もして必至だったのに、現場のせいにする社長の言葉を知ってがっくりきた」

 

との声が多く聞かれるそうです。

 

自らの判断ミスは認めず、現場の準備不足を理由にして、最も大切な顧客への情報提供もさほど重要とは考えていない、こんなトップで会社が成功するはずがありません。

 

元役人が経営するとは、こういうことなのでしょうか。そして、それを決定したのは日本政府なのです。怒りを通り越して悲しくなります。

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このページは、福澤が2010年7月16日 10:09に書いたブログ記事です。

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