「青木野枝 霧と鉄と山と」展を観て

青木さんの作品はとにかく大きくて重い。だから、都内の展覧会で観ることはなかなかできません。それが今、府中市美術館で開催されているので、昨日観にいきました。

さすがに美術館の室内で観ると迫力があります。これだけ大きな作品ですから、部分を運び込んで、展示会場で組み立て完成させるそうです。だから、完成作品には、会場の「場の力」のようなものが作用するらしい。

重たい鉄を切断し溶接して組み上げる作品は、身長をはるかに超える巨大な作品です。

これは霧島アートの森での展示風景ですが、府中にもきています。

鉄は重くて固くで鈍重だとイメージがありますが、青木さんの作品は、その凝り固まった思い込みをぶち壊してくれるほど、軽やかなのです。自分のイメージをぶち壊してくれることで、なんとも言えない爽快感を抱く自分を発見します。これがアートの力です。

下の作品は、大きな鉄の管をスライス、それを半分に切って半円形にした鉄骨を組み合わせてあります。その鉄骨に対して垂直に枝のように鉄が突き出ており、先端になんと卵が針金で固定されています。固い鉄と柔らかくて儚い卵の組合せに、意表を突かれます。得も言われぬ不思議な感覚。

untitled,1992
http://anomalytokyo.com/artist/noe-aoki/

他にも思い込みや常識を揺さぶる、面白い作品がたくさんあります。

以下の動画で、その一端でも味わってみて下さい。

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