謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年注目された言葉の中で、私が最も印象深かったのは、ノーベル賞を受賞した本庶佑特別教授の「教科書を信じないこと」でした。あらゆる権威や常識に疑問を持ち、自分の目で納得する姿勢を大切にすべきとのメッセージだと理解しました。
2019年は、あらためて「学習能力」の開発について突き詰めていきたいと考えています。
ご存知の通りテクノロジーの進化はますます加速し、急速にビジネス環境を変えています。
しかし、いくらテクノロジーが進化しても、それを使いこなすべきヒトの適応力が追いついていかなければ、社会がその成果を享受することはできません。
残念ながら日本は、テクノロジー進化以上にその点で遅れをとっているようにみえます。そして、それを克服する鍵は学習能力だと思うのです。
学習とは、「外部からの刺激を受容して、それに意味を見出し(解釈)、目的に合致するように自分の思考や行動を柔軟に変えていくこと」だと私は定義しています。外部からの刺激にはいわゆる知識も含まれますが、それだけではありません。舞台を観たり、星空を眺めることなども貴重な刺激です。
そういった学習を妨げる主な原因は受容や解釈にあり、例えば「教科書」に書かれた常識や思い込みに囚われたり、曖昧で不安な状況に耐えきれないことだと感じています。しかし、自分自身ではなかなかそれらに気づかないものです。だから他者、しかもできるだけ自分とは異なる他者との「対話」が必要なのです。(我々日本人は、本当に対話が苦手です。)
今年も社会の変化は加速することでしょう。それゆえ、個人や組織の学習能力開発の重要性は、ますます高まっていきます。そういった分野で有効なサポートができるよう、まずは私自身の学習能力向上に努めて参りたいと思います。
本年も引き続きご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2019年1月7日
株式会社アダット
代表取締役社長 福澤 英弘
昨年注目された言葉の中で、私が最も印象深かったのは、ノーベル
2019年は、あらためて「学習能力」の開発について突き詰めて
ご存知の通りテクノロジーの進化はますます加速し、急速にビジネ
しかし、いくらテクノロジーが進化しても、それを使いこなすべき
残念ながら日本は、テクノロジー進化以上にその点で遅れをとって
学習とは、「外部からの刺激を受容して、それに意味を見出し(解
そういった学習を妨げる主な原因は受容や解釈にあり、例えば「教
今年も社会の変化は加速することでしょう。それゆえ、個人や組織
本年も引き続きご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます
2019年1月7日
株式会社アダット
代表取締役社長 福澤 英弘